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3F| songdream KOBE( ソングドリーム神戸)
家具専門店が教える「仕事に集中できるホームオフィス」と「黒ベースのオシャレな部屋」の作り方
コロナ禍で、自宅で仕事をする人が増加。仕事に集中しやすい“ホームオフィス”を作れるかどうかで、仕事の効率にも大きな差が出てしまう。ホームオフィスの作り方のポイントはどういった点にあるのだろうか。
「ホームオフィスは、公私どちらの側面も持ち合わせたスペースです。効率的に仕事ができるだけでなく、仕事の合間にリラックスできる雰囲気がほしいですね」と、ホームオフィスの全体像についてまず話してくれたのは、ヨーロピアンモダンのインテリアを扱う3F:「songdream KOBE(ソングドリームコウベ)」のスタッフ、真砂有里さん。真砂さんによると、まずは外の光が仕事を妨げない配置にするのがポイントだという。
「たとえば窓に背を向けたり、左右どちらかに面する形でデスクを置くと、パソコンのモニターに光が反射して画面が見づらくなってしまいます。仕事中にブラインドを下ろしておくなら影響は少ないですが、室内が暗くなったり開放感がなくなったりしますから、デスクの配置を変えることで解決するのがおすすめです」とのこと。
さらに「仕事に集中できる場所を選んでください。例えばテレビが視界に常に入っているようだと気を取られてしまう可能性があります。デスクを置く向きも含め、場所を選ぶ時は『仕事に専念できるかどうか』をよく考えて決めましょう」(真砂さん)
ホームオフィスのメリットとして、自分好みのインテリアにできることが挙げられる。「会社のオフィスではなかなかそうはいきませんが、ホームオフィスの場合は色やデザインを自由に選べますね。とくに、デスクを置く位置がリビングなどの一角なら、空間全体のインテリアとフィットするようなデザインのデスクを選ぶといいでしょう」(真砂さん)
songdream KOBEでも多く取り扱うのは、ヨーロピアンモダンスタイルのインテリア。直線的なラインや無駄を省いたシンプルなデザインが特長だ。シンプルだからこそ組合せの幅は広く、コーディネート次第で様々なスタイルを楽しめる。
また、インテリアコーディネートでは、色から受ける印象がとても重要だというが、この“色別でのスタイル分け”は多くのお客さんが悩む部分だそう。真砂さんは「お店のレイアウトで色別にテーマを掲げ、実際のお部屋をイメージしてもらいやすいように、各スペース工夫して展示表現するようにしています」という。店内には黒で統一したエリアも。これは、黒をベースにした部屋がラグジュアリーなスタイルで男性に好まれるからだとか。
では、どういう点を意識すれば黒をベースにしたオシャレな部屋にできるのか。
大切なのは「黒色同士のメリハリを意識すること」だそう。「一見、黒といっても色幅は広く、素材別にもいろいろと表情に違いがあります。一辺倒に同じ黒で合わせてしまうと、メリハリのないただ暗いだけの空間で、全体の印象もぼけて見えます。ブラックコーディネートでは、黒と黒を互いに引き立たせるように、布と革、石と木とスチールなど材質別の表情の違いを生かしていただくのがおすすめです」(真砂さん)
そしてもう一つの重要な点が「“フォーカルポイント”を作る」こと。フォーカルポイントとは、いわゆる“人の視線を集める場所”で、「空間に足を踏み入れたときに初めにぱっと視線が向くポイント」とのこと。真砂さんは「センスがいいと感じるインテリアの空間には必ず設定してあります。黒を際立たせるための、アクセントを一つか二つ決めていただくとよいと思います」と提案する。
最近では、ソファにも既成概念を変えるようなものが出てきているという。「Angelo」というソファがその一つ。songdream KOBEで取り扱っていて、2021年に一番人気が出たモデルは「新しい発想のもとに生まれた、自由な使い方ができる魅力的なソファ」だそう。「シート本体と背クッションが独立したフレキシブルなソファで、前後左右の概念がありません。コミュニケーションも取りやすい。ソファが空間を区切るように配置する方におすすめで、圧迫感がなく空間を広く見せられます」と真砂さん。
休息やくつろぎの空間であり、コミュニケーションの場であり、今では仕事場にしている人も増えた自宅のインテリア。プロのアドバイスで、より快適なものにできそうだ。
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